むじゅんの居場所まで、行く事は出来なかったが 場所は把握したぜェ。
問題は風だ。 風が意思を持って、俺だけを阻んでいるようだねェ。
さて、どうしたものか…。
よォ、兄ィちゃんたち…。
「魔法使いチーム」だな?
むじゅん捕獲にあたって、俺と組まねェかい…? 協力戦というやつだ。
あんたらのチームを選んだワケは、 単にヒマそうだから…おっと、何でもねェぜェ…。
協力戦をする場合、 賞金の4億コロネは半分に分けあうことになるが 100パーセント捕獲成功を保証しよう。
兄ィちゃんたちは、街人たちに混じって孤児院へ向かってくれ。
俺は通風孔のない「小道ルート(遠まわり)」を行かせてもらうぜェ。
むじゅんに制作依頼された飛行船でやって来るだろう爆弾屋を潰しておく為に、別行動を取らせて貰うのさァ…。
こうして協力戦をすることになった俺たちは、
翌朝、廃坑の街を出発することになった。
【魔女】そんなわけで、
協力戦をすることになった私たち「魔法使いチーム」は
日の出の時間と同時に、廃坑の街を出るのでした。
街人さんたちに混じって、隠し地下道を行きます。 目指すは、賞金首むじゅんさんのいる 孤児院です…!
隠し地下道を行く街人さんたちと私たち。
途中で腰を痛めたおじいさんに出会いました。
おじいさん、私がおぶってあげますよ。
おじいさんをリーダーに任せて、隠し地下道を進みます。
おじいさんは、何故か上機嫌です。
そんなこんなで、 隠し地下道の出口を出ました!
孤児院はすぐそこです。
むじゅんさんは良い人なのです。
深夜になっても、私たちが到着するのを待っていてくれて 軽食やベッドを用意してくれました。
そして私たちは、腰を痛めたおじいさんを ベッドへ運びました。
了解です〜。
リーダーは、おじいさんの看病、 私は、むじゅんさんと一緒に軽食運びを手伝うことになりました。
むじゅんさんに頼まれた、食事運び。
やっと終わって、一息つこうかなというところで 立ち止まりました。 そういえば、どのお部屋をお借りすれば良いのでしょう。 そんな時、むじゅんさんに呼び止められるのでした。
孤児院の中を迷いながら 「奥のお部屋」へ向かいました。
ここっ、これは失礼しました!
ここが、むじゅんさんのお部屋だったとは…。 とほほ。 またお部屋を間違えてしまったのです。
「彼ら」というのは
廃坑の街人さんたちの事ですね。 人気者も大変なのですね、むじゅんさん。
それでも、人望があるって、素晴らしい事ですよね。
私はむじゅんさんとお話することになりました。
どうしてヒトは
むじゅんさんの元へ集まるのでしょう。
さかさのくに・東の現王さんは、美術品などの カタチあるうつくしいものを集めています。 むじゅんさんとは、正反対ですね…。
まるで神様…ですね…。
眠りにつきながら、むじゅんさんの話を聞きました。
むじゅんさんの作った秘密の花畑で一緒に遊ぼう、と。
摘んだらブーケにして、
むじゅんさんにプレゼントしますね…。
おやすみなさい。
むじゅんさんを捕獲する目的もすっかり忘れて、
深い眠りに落ちるのでした。
そのころ、「さかさのくに・東」の上空で。
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