記入者:むじゅん
場所:孤児院
時間:朝

 
せかいの神になる為
爆弾屋が使用している飛行機を借りて
故郷「せかいのあな」へ向かった。
 
本来ならば
爆弾屋に飛行船を作ってもらい、
孤児院の皆と一緒に行くつもりだった。
 
しかし、悪意を持つ、はきもの屋がせかいの王となった今、
焦っていた僕は
急きょ、爆弾屋と一緒に飛行機で向かう事になったのだ。

 
*
*
*

 

 

 
ここが故郷…
「せかいのあな」………。
 
僕はここで生まれ、
小さい頃、暮らしてた。
 
ここには「かがやくもの」には無いものがある。
それは…

 

 
キミが産みの親。

 

 
キミが名付けの親。

 

 
キミが育ての親。

 

 
 

 

 

 

 
姿は見えないけれど
「かがやくもの」に居る間も
風たちは傍にいてくれた。
僕を育て、ココロ埋めてくれたのは
いつでもキミたちだった。
 
今回は、別の用があって、急きょ訪れたんだ。
 
「せかいのあな」の最高責任者と話がしたい。

 

 
それと
その足に付けられた鎖…。
風たちは辛そうに見えるんだ。
外すよう、最高責任者に伝えておく。
 
僕らは、最高責任者である
「旅の終わりを示す者」の部屋まで案内してもらった。

 

 
せかいの神になりたいんだ。
いいかい?
「せかいのあな」最高責任者の
承諾を取った方が良いと思って。

 

 

 
あっけなく、神になる承諾を貰った。
 
風の鎖は、自らの意思で
断ち切るものらしい。

 

 
悲しみが「かがやくもの」を支えているんだね。
そして、全ての風が鎖を断ち切ったら、
「かがやくもの」は終わってしまうんだね。
 
僕はせかいの全てのいきものに、
キミにも、救いを与えるよ。
争いも悲しみも無いせかいに変えるよ。
 
「かがやくもの」を終わらせたりなんてしない。
 

 

 
僕たちは、風の元へ戻った。

 

 
風の皆、聞きたまえ!
僕は、せかいの神になった。
キミたちの繋がれた鎖を外す方法も分かった。
 
自らの意思で、断ち切るんだ。
 
今までは「プラネタリウム」を介して、外していた。
でもそれは、
本当に鎖を外した事になっていなかった。
外してもらうのではなく
 
自らの意思で、断ち切るんだ!
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
なみだを流していた灯台樹は、
けものに「泣かないで」と、笑って見せた。
同時に、そらは
みるみるうちに暗くなっていった。
 
せかいの終わり「永遠の夜」。
 
 
何千年ぶりの
せかいにひとりだけの王、
「はきもの屋」。
 
せかいの神、
「むじゅん」。
 
鎖を断ち切り、いなくなった、
「風」たち。
 
そして
永遠の夜が訪れ、終わってしまった、
「かがやくもの」。
 
これが、「救いあるせかい」……?
 

ここで
「旅のノート」と「気ままなノート」…
分かれていた物語がひとつになる。
 
くらいくらい永遠の夜の中で
まばゆくかがやくノートが一冊
闇を越えて現れた。
 
「最後のノート」。
そのノートは、開かれた。

 




近況メモ 「永遠の夜」
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せかいのあな 「永遠の夜-故郷-」



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