記入者:爆弾屋
場所:廃坑の街-Bマーケット
時間:午前

 
とうとう
「せかいの王誕生祭」当日となり
会場である、廃坑の街のブラックマーケットには
さかさのくに、そらのくにの人々が一斉に集まりました。
中には、どのくにから来たのか
分からない様な者までいます。
そして唯一、きかいのくにだけが
このお祭りに参加しませんでした。
彼らは、せかいに関心が無いのです。
 
はきもの屋さんがせかいの王になる事を喜ばなかったのは
雇い主さん率いる孤児院の者たちだけでした。
はきもの屋さんが廃坑の街の王になってからは、
街の貧困は消えつつあります。
さらに、貧困の最下層にいた彼が
せかいの王にのし上がった武勇伝は、
人々に大きな希望を与えました。
彼は確かに、せかいの王になる実力を持つ者だと
人々の間で言われ始めていたのです。
 
「争いを起こすな」と
雇い主さんから言われていた私は
この祭りをただ眺めているだけでした。
 
こうして
複数の王で分断され、歪められていたせかいが
何百年ぶりに再びひとりの王によって
治められるのでした。

 
*
*
*

 
誕生祭が終わり、
雇い主さんと
人質に取られていた孤児院の皆さん、
そして私たちは、解放されるのでした。
 

 
 
これからやるべき事を命じて下さい、雇い主さん。

 

 

 

 

 
これからは戦うな、というのですね。
…仰せのままに。
戦わずとも、あなたを
このいのちに代えても守ってみせましょう。
 
 
…こうして、私、爆弾屋にスポットを当てた爆弾屋編は
ここでおしまいになります。
罪の代行をしながら生きてきた爆弾屋。
いま、戦いを止め、武器を捨てました。
それが幸せに繋がるかどうかは、
まだ分かりませんでした。
 
悪意を持つ、はきもの屋さんが
せかいの王になった事で、
雇い主さんは焦り始めていました。
 
その焦りから、せかいの神になる事を決心したのです。
 
その決心がのちのち
「かがやくもの」に悪影響を及ぼすとは
 
まだ誰も知りませんでした。

 




近況メモ 「祭りのあと」
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さかさのくに・東-廃坑の街-Bマーケット 「罪の代行者11-先駆者-」



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