王のいない王都
旅人でもあり初代王でもあるエコバンスが築きあげた王都。
お世辞にも王都と呼ぶには相応しくない田舎ぶり。
それは、街の人々がエコバンス王の作り上げたものを
そのままの形で残しているため。
エコバンス王と街の人々の間には、友情がある。
街の人々は、亡き王をいつまでも慕っている。



エコバンス王が建てたお城。
巨大な木をくりぬいた木造建築。
屋根の上には農場があり、兵士たちと一緒に収穫をしている。


城の中-王の間-
王の間には、兵士の小部屋へ繋がる入り口がある。
これにより、寝ぼけた兵士を迅速に且つ愛を込めて叩き起こすことが可能になっている。



ここにいるいきもの-影武者王子-
王子の影武者。
今では表舞台で、本物以上の活躍をしている。
孤児院育ちの彼が、作り上げたみちで手に入れたのは、
本物以上の存在価値だった。


城の中-兵士の小部屋-
戦いの為というよりも、街の人々の為にお手伝いするのが主なお仕事。
…という、のんびり兵士たちが住む部屋。
狭いものの、しっかりとした造りの部屋が個別に用意されている。
兵士のひとりひとりを大切にしている事が覗える。



ここにいるいきもの-王子-
さかさのくに・西の現王の
本当の息子であり、本当の王子。
理由も無いのに、よく泣く優しい性格をしている。
しかし王子という立場上、どうしても我慢しなければならず、
分かってはいても、 なかなか我慢をする事ができずにいた。
優しい王子は、とうとう自分の顔全てを布で隠して、
涙を見せないようにした。
現在、お城の兵士として、影武者を守る立場に身を置いている。


Dマーケット
ドリンクマーケット。
立ち止まって手を付いた者、生きる事に疲れた者、途中で弱った者達などが
行く先を、休息を、出てない答えなどを求めてやって来る。

注いだ者の想い出の景色が映し出されるお酒、リットポット酒。
映し出された景色を眺めながら
今夜も、訪れた者の数だけ、形無いものが創られていく。



ここにいるいきもの-バーテンダー-
ドリンクマーケットのバーテン。
いきもの達の心のケアをする為に「きかいのくに」からやって来た。
不安、迷い事や悩み事、誰にも言えない事、全て聞いてくれる。
話した者は少しだけ強くなった気分になって
その日を生きる事が出来る。

このくにの優しい王子を、とても心配している。
心を守らなければと、静かに心を燃やしている。
この事を王子が知っていたら、どれほど熱い涙を流すだろう。


混合列車駅
旅客と貨物を併せ持つ列車、混合列車の駅。
旅客部屋には長旅に備え、固いベッドや固いイスも用意されている。
ここは暗いトンネルが続く。
風車の大群、廃坑を通って終点のさかさのくに・東へ辿り着く。



ここにいるいきもの-駅長-
混合列車駅の駅長。
このくにを支えるひとりで、生まれ育ったこのくにをとても愛している。
列車での出逢いと別れ、流れる景色も愛している。
だから、このくにの未来がとても心配。
心配しながらも、ひとりじゃどうする事も出来ないと思っている。



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